✉メルマガ登録~鎧からドレスへ~
〈幸〉Suchness
最愛のみち
ありのまま

「日日是好日」から読み解く幸せになる15の方法(その3)

日日是好日その3

◆◆幸せになる方法(その1,2)①~⑩◆◆のまとめ

  1. 目の前の状況を「事実」と「幻(感情・思い・想像・推測など)」に分けてみる。
  2. 「自信がない」と悩んだり、あきらめたりするのではなく、まずは「点」を打つことから始めてみる。
  3. 余計なことに囚われず、目の前のことに没頭して、集中してみる。
  4. 自分以外はみんな先生だという意識をもって、五感を総動員しながら観察し、感じてみる。
  5. いつもの日常とは違う体験を重ねてみる。
  6. 「今」という季節を、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感全部で味わいきる。
  7. 「音」も「匂い」も「花」にも、どんなものにも丁寧に意識を向けて感じてみることで、自分の枠を広げてみる。
  8. 感情に飲み込まれそうになった時には、一つ一つの小さな動きにもキチンと心を入れて、身体の動きの端々に意識を向けてみる。
  9. 心の季節をそのまま受け入れてみる。
  10. このままでいいのだと、どんな自分も受け入れてみる。

 

あわせて読みたい
日日是好日パート2
「日日是好日」から読み解く幸せになる15の方法(その2)◆◆幸せになる方法(その1)①~⑤のまとめ◆◆ 目の前の状況を「事実」と「幻(感情・思い・想像・推測など)」に分けてみる。 ...

第十一章:別れは必ずやってくること

著者は33歳になり、親元を離れ一人暮らしの生活を始めました。

今まで歩いて10分だったお茶のお稽古に電車で通うようになり、その帰りに実家に寄ってご両親に顔を見せるというスタイルへと変化。

お茶のお稽古では、普段のお点前の他に、茶事の稽古をしていて、

「真剣におやりなさいね。『一期一会』の茶事と思って心を入れてするもの…」

「一生に一度限りだと思って、その気持ちでやるんですよ」

と先生に言われて、食事とお茶の会に、なぜ「一生に一度きり」とまで、思いつめなければいけないのだろう?「大袈裟だと思わない?」とお茶事の帰り道に仲間に言ってみる。

「利休が生きていた時代には、この人に会うのも今日が最後になるかもしれない、という切迫感があったんじゃない?」

との答えに「そうかもしれない」と思いながらも、現代に生きる私たちは「これが最後になるかも」などとは思いはしないと、いつもの場所で「また来週」と別れた著者でした。

ところが、土曜日に会えると思っていたお父さんが金曜日に倒れ、意識を取り戻すことのないまま、3日後お亡くなりになりました。

人間は、ある日を境に「二度と」会えなくなる時が必ずくる…。

だからこそ、大事な人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。一期一会とは、そういうものだと著者は締めています。

限りがあると知っているからこそ、ひとは「いま」を大切にしようという想いが生まれてくるのです。

幸せになる方法11

別れ必ずやってくることを知っているからこそ、「いま」に集中して丁寧に暮らしてみる。

第十二章:自分の内側に耳をすますこと

心の季節と、頭の中が空白になる数秒について描かれた章です。

茶室が南の庭に向かって開け放されるころ、気分が開放され、活動を始めたくなる。

茶室の障子が閉じられると、視線が自分の内側に向かい、炭火を見つめながら内省的になっていく。

活動的な夏もいいけど、内にこもる季節もいい。

茶室が開放されたり、閉じられたりするように、人の心も季節によって変化していくのです。

前向きで明るい事ばかりに価値をおくけれども、そもそも、その反対がなければ、「明るさ」も存在しないのですから、どちらが良く、どちらが悪いというのではなく、人間にはその両方が必要だと言っています。

また、茶釜というものは音が鳴る様に設計されており、湯の音「松風」を楽しむという文化があるのをご存知ですか?

あるお稽古の日、この「松風」と著者の頭の中の思考のつぶやきが交叉して、自分の「中の声」と「外の音」がひとつになって、境目が分からなくなりました。

その時、煮えたぎる釜の口に水が一杓さされ、ピタッと松風が止み

「―――――――――」

沈黙の数秒、著者は頭の中が真空になりました。

何も思わない、何も考えない、頭の中に眠りよりも深い安息の数秒が訪れました。

息を止め、沈黙に身をゆだね、ただ空白の中で自分を解き放す。

わずか数秒の空白。

快く深い「間」

深いやすらぎの瞬間。

私はこの章を呼んだ時に、無性に「お茶」が習いたくなりました。w

著者も「悩みを抱えている時ほど、稽古に行きたくなる」と書いています。

幸せになる方法12

自分の内側に耳をすます時間、場所をつくってみる。

第十三章:雨の日は、雨を聴くこと

著者にとって忘れることのできない、お茶を習い始めて15年目の6月の土曜日の出来事です。

強い雨に出かけそびれ、お稽古に遅れて行ったその日の茶室には、お菓子の紫陽花、蓋置きのカタツムリ、香合の形は笠、そして屏風には水たまりに広がる波紋。

著者の知っている日本の梅雨の景色がありました。

そして急に滝のような雨が家を包み込み、すべてが雨音にかき消されそうになりました。

あまりに大きな雨音で、外の雨が見えるように感じながら、雨音の一粒一粒までを一心にきいていた著者は、自分がただ「いる」ということだけで、100%満たされているという感覚を味わいました。

心も体もここにいて、五感を使って今を一心に味わい、この一瞬に没頭できた時、人間はさえぎるもののない自由の中で生きていることに気づくのだと…。

「悪い天気」は存在していなくて、雨の日をこんなふうに味わえるのであれば、どんな日も「良い日」になる。毎日が良い日…。

日日是好日…。

幸せになる方法13

雨の日は、雨を聴いてみる。どんな日だって楽しんでみること。

第十四章:成長をまつこと

著者にはずっと疑問に思っていたことがありました。

先生はなぜ、お点前のことしか言ってくれないのだろうか?

それがお茶を習い始めてから15年目の秋に

「先生は、言わないのではない。言葉では言えないことを、無言で語っているのだ」

と気づきました。

先生は、著者たちの内面が成長して、自分で気づき、発見するようになるのを、根気よくじっと待っていたのです。

手順だけ教えて、何も教えない。教えないことで、教えようとしていたのです。

それは自由に解き放つことでもありました。

勉強とは、教えられた答えを出す事でも、優劣を競争することでもなく、自分で一つ一つ気づきながら、自分の方法で、ありのままの成長の道をつくること。

一生涯、自分の成長に気づき続け、自分を育てることが「学び」だと締めています。

幸せになる方法14

自分の成長に気づくこと。

第十五章:長い目で今を生きること

著者がお茶を始めてから24年経ったお正月。初釜の日の章です。

干支の道具は、その干支の年にしか使えません。

しかも一年間いつでも使えるわけではなく、正月とその年の最後のお稽古に限定されているのです。

ですから、次にその道具を使うのは12年後。

「次にこのお茶碗を見る時、どんな世の中になってるかしら」

干支のお茶碗を眺めるときは、はるか彼方から自分の人生を見ています。

そして、人生には限りがあるからこそ、慈しみ味わおうと思うのです。

著者には干支のお茶碗が、こう言って言うような気がしました。

「いろんなことがあるけれど、気長に生きていきなさい。じっくり自分を作っていきなさい。人生は、長い目で、今この時を生きることだよ」

幸せになる方法15

長い目で、今この時を慈しみ、味わいながら生きてみる。

◆◆まとめ◆◆

  1. 目の前の状況を「事実」と「幻(感情・思い・想像・推測など)」に分けてみる。
  2. 「自信がない」と悩んだり、あきらめたりするのではなく、まずは「点」を打つことから始めてみる。
  3. 余計なことに囚われず、目の前のことに没頭して、集中してみる。
  4. 自分以外はみんな先生だという意識をもって、五感を総動員しながら観察し、感じてみる。
  5. いつもの日常とは違う体験を重ねてみる。
  6. 「今」という季節を、視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚の五感全部で味わいきる。
  7. 「音」も「匂い」も「花」にも、どんなものにも丁寧に意識を向けて感じてみることで、自分の枠を広げてみる。
  8. 感情に飲み込まれそうになった時には、一つ一つの小さな動きにもキチンと心を入れて、身体の動きの端々に意識を向けてみる。
  9. 心の季節をそのまま受け入れてみる。
  10. このままでいいのだと、どんな自分も受け入れてみる。
  11. 別れ必ずやってくることを知っているからこそ、「いま」に集中して丁寧に暮らしてみる。
  12. 自分の内側に耳をすます時間、場所をつくってみる。
  13. 雨の日は、雨を聴いてみる。どんな日だって楽しんでみる。
  14. 自分の成長に気づくこと。
  15. 長い目で、今この時を慈しみ、味わいながら生きてみる。

*日日是好日の関連記事はこちらをご参照ください!
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

あわせて読みたい
日日是好日パート2
「日日是好日」から読み解く幸せになる15の方法(その2)◆◆幸せになる方法(その1)①~⑤のまとめ◆◆ 目の前の状況を「事実」と「幻(感情・思い・想像・推測など)」に分けてみる。 ...
あわせて読みたい
日日是好日パート1
「日日是好日」から読み解く幸せになる15の方法(その1)日日是好日は禅語のひとつです。 表面上の言葉の意味としては「毎日毎日が素晴らしい」という意味です。 そこから、毎日が良い日となるよう...
あわせて読みたい
日日是好日イメージ
日日是好日とは~ありのままの幸せ森下典子さんの著書『日日是好日~お茶が教えてくれた15のしあわせ』が映画化されたおかげで、一気に広がった「日日是好日」とはどういう意味な...