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日日是好日とは~ありのままの幸せ

日日是好日イメージ

森下典子さんの著書『日日是好日~お茶が教えてくれた15のしあわせ』が映画化されたおかげで、一気に広がった「日日是好日」とはどういう意味なのでしょうか?

この語は、中国の雲門禅師の悟りの境地を表した言葉だそうです。

ですから「毎日、好い日が続いてよいですね」というような単純な意味でないことは明白です。

そうではなく「ただひたすら、ありのままに生きれば、毎日が好日だ」という意味です。

禅では、過ぎてしまった過去に囚われたり、まだ来ぬ未来を憂いたり、期待したりしません。

目の前の現実が、喜びであっても悲しみであっても苦しみであっても「今という一瞬を精一杯生きる」という境地です。

それを森下典子さんは、お茶を通して教えられたそうです。

『日日是好日』は「ここにいるだけでよい」という心の安息。季節を五感で味わう歓びとともに「いま、生きている!」その感動を綴った作品です。

では、お茶を習わないでその感動を味わい、ありのままの幸せを得るためにはどうしたらいいのでしょうか?

まず「好い」とはどういう状態でしょうか?

一般的に私たちが「今日は好い日だった」という時はどんなときでしょうか?

  • 天気がよかった
  • 売り上げが上がった
  • 勝負に勝った
  • 嬉しい事があった
  • いい事があった

このような時に「あ~今日は好い日だった」と思うのではないでしょうか?

逆にこれと反対のことが起きた時には「あ~今日は最悪!」と思うかもしれませんね。

これは「よいことがあった」「イヤなことがあった」という「比較・競争」という概念からものごとを判断することによって起こります。

「比較・競争」の概念をもとにしていると、例えどんなお金持ちになったとしても、びっくりするような幸運が訪れたとしても、その後にくるかもしれない不運に、不安や恐れをいつまでも抱いてしまいます。

ですから『日日是好日』の「好い」は「比較・競争」の概念の中にはありません。

「好い・悪い」の「好」ではなく、「嵐もよし」「失敗した自分もよし」「怒った自分もよし」つまり、調和をもってありのままを認める「よし」が「好日」の「好」なのです。

日日是好日を生きるためにできること

1.自分を理解すること

自分のことって、分かるようで分からなかったりしませんか?
でも、ある事が「あなた」という人物の人となりを教えてくれます。

それはあなたの長年の悩みです。

悩みには、あなたの本当の想いが紐づいています。
あなたにとってどうでもいい事なら、とっくに手放していますよね。

でも、長年同じことで悩み続けているのなら、それくらい大切な想いがあるということです。

ですから悩みはあっても「好し」なんです。

そして悩みはコアな自分に出会うためのひとつの要素であり、それを乗り越えた経験が「あのおかげで…」「あれがあったから…」という感謝にも繋がります。

悩みの奥の本当の想いに1人でたどり着くのは難しいかもしれませんが、プロのコーチやセラピストの手を借りるのもひとつの方法。

悩みに紐づいた本当の想いに繋がると「このままで好い」という安心を得ることができ、ありのままの自分と調和できます。

2.感情を味わうこと

「人間だもの」生きていたら、色々ありますよね。

怒ったり、泣いたり、悲しかったり、悔しかったり、不安だったり…
 
そういう感情は、過去の記憶にもとづいた単なる反応です。

幼少期にたまたま偶発的に起きた出来事からの思い込み。

周囲の大人から、繰り返し刷り込まれた価値観。

あまりに衝撃的な出来事で、忘れられない出来事。

幼くて未熟だった頃の自分が創り出した信念。

本来の自分とは分離して後天的にできた「価値観・信念・思い込み」が、目の前の出来事に対して、無思考に反応しているだけです。

そして自然と湧いてくるものですから、どうにもなりません。

「良い」も「悪い」もなく、ただその感情が「ある」だけなのです。

「怒っている自分」「羨ましがっている自分」「悲しんでいる自分」「悔しがっている自分」も、そう感じている自分がいるだけ。

そう感じている自分で「好し」なのです。

それを「怒ってはいけない」「羨ましがってはいけない」「悲しんではいけない」「悔しがってはいけない」と否定すると、その抑圧された感情は、その感情を味わうための現実を更に創り出し、また同じことが繰り返されます。

ですから、無思考で反応しているだけのその感情を味わってみる。

むしろ積極的に味わい切ってみる。

そうすることによって、感情をつくり出す自分の「価値観・信念・思い込み」に気づくことができ、調和をもって本来の自分へと還っていきます。

3.認めること

認めることは、あらゆることから自由になれます。

できないことはできないし

知らないものは知らないし

ないものはないし

あるものはあるし

それは単なる事実。

だからそのままを認める。

時にはそれを認めることによって、絶望を感じたり、無力さを感じたりするかもしれません。

そして、あきらめたくなるかもしれません。

しかし、それもまた「あきらかに、認める」ことなのです。

どんなことも、そのままを認めることができたら「ありのままで好し」となり、縛られていたものから解放されます。

最後に

『日日是好日』の一説に

世の中には、「すぐわかるもの」と、「すぐにはわからないもの」の二種類がある。すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれいい。
けれど、すぐにわからないものは、フェリーニの『道』のように、何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわとわかりだし、「別もの」に変わっていく。
そして、わかるたびに、自分が見ていたのは、全体の中のほんの断片にすぎなかったことに気づく。

また、

本当に知るには、時間がかかる。けれど、「あっ、そうか!」とわかった瞬間、それは、私の血や肉になった。
もし、最初から先生が全部説明してくれたら、私は、長いプロセスの末に、ある日、自分の答えを手にすることはなかった。先生は「余白」を残してくれたのだ…。
~略~
先生は手順だけ教えて、何も教えない。教えないことで、教えようとしていたのだ。
それは、私たちを自由に解き放つことでもあった。

という一説があります。

「知らないこと」を恐れず、「わからないこと」を恥じることなく、ありのままを認めて「いま」に集中して生きることが、『日日是好日』に近づく一歩かもしれません。

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